1985年にグループA規格のツーリングカーレースを制するために登場したBMW M3。BMWの当時のエントリークラスである3シリーズに専用エンジンを搭載して、数多のチャンピオンシップと勝利を獲得する。その後、M3はBMWのスポーツカーのアイコンとして進化を続け、現在も健在だ。ホットウィールが今回、新金型アイテムとしてリリースするのは、3代目のM3、E46型を元にアメリカン・ル・マン・シリーズ用に改造されたホモロゲモデルのGTRだ。標準型M3の直6ではなく4.0リッターのV8エンジンが搭載され、カーボンを多用して軽量化した車体や太いタイヤを履くためのワイドフェンダーなどが特徴となっている。一方のBMW 320 グループ5は初代3シリーズをベースに、1970年代終盤に欧州で盛り上がりを見せたグループ5規格用にモディファイされたマシーンで、太いタイヤを履き、空気の壁をすり抜けるための通称シルエットフェンダーが装着されている。320グループ5もM3 GTRも輝かしい戦績を残したBMW 3シリーズ・ベースのレースカーという点で共通項を持つ。