1976年、圧倒的なアドバンテージとノウハウを蓄積していたポルシェの“ターボ技術”によってチューニングされた水平対向6気筒エンジンを搭載して登場したレース用911のタイプ935。ルーフ形状こそ911の面影を残すが、フェンダーは太いタイヤを履くために大きく迫り出し、巨大なリアウィングも装着された。また空気抵抗を減らすために、911の特徴であるカエルの目のようなヘッドライトはバンパー内に移されたことから、フラットノーズとも呼ばれる。935の強さは圧倒的であり、また1種のレーシングカーとしては非常に長寿なためにボディ形状やエンジンの仕様など種々のバリエーションモデルが存在するが、ホットウィールが題材としたのは初期の935、通称935/76だ。今回のカラーはインフルエンサーのSuperCOLLCTRとのコラボレーションで、彼らが製作したカスタムカー、935xにイスパイアされたものとなっている。