1980年代中盤に世界的に人気のあったグループAカテゴリーのツーリングカーレース。
そこでの勝利を目指して開発され、見事席巻してみせたのが1989年に登場した第2世代のGT-Rだ。
第2世代のGT-Rは8代目スカイラインをベースにしたBNR32型、9代目スカイラインをベースにしたBCNR33、そして10代目スカイラインをベースにしたBNR34型へと進化していった。
ホットウィールがモチーフにしたのはBCNR33型だ。BCNR33は、ベースとなった9代目スカイラインGT-R自体が、居住性アップのためにホイールベースや全幅・全長が拡大されたため、車体こそ大型化したものの、車重アップは最低限に抑えて、車体剛性アップや足まわりのセットアップの巧みさによって、運動性能はブラッシュアップされている。
続く10代目スカイラインが再び車体を小型化したため、広い室内空間などからアメリカではBNR32よりも好まれる傾向にあるようだ。