1964年から実戦に投入されたレーシングカー、ポルシェ 904 カレラGTS。FIA(国際自動車連盟)の定める競技用車両規定のGT2クラスに則って設計されており、100台強を生産してホモロゲ―ションを獲得。
車体中央にポルシェ356用の2リッター空冷水平対向4気筒DOHCエンジンをチューンングして搭載し、抜群のハンドリング、高い耐久性、260km/h以上の最高速度などを誇り、トータルバランスに優れた1台だった。
またレースカーでありながら、マフラーを装備した個体であれば公道走行も可能だった。
1964年のル・マン24時間でクラス優勝した他、数多のレースで勝利をものにしている。
実車は全高が1,065mmと非常に低いが、そのフォルムを巧みに再現。
また日本では1964年の第2回日本グランプリで、2代目スカイラインGTの優勝を阻んだマシーンとしても有名で、それもあってボディ色はシルバーの印象が強いが、今回はドレッシーな赤で仕上げられているのに注目だ。