デ・トマソ パンテーラは1971年に登場したスーパーカー。
イタリアのデ・トマソ社とアメリカのフォード社とのコラボレーションによって生み出されたもので、車体はイタリアのカロッツェリア ギア社が開発やデザインを担当した低い車高の楔形フォルムが特徴で、車体中央にはフォードの中型車/大型車用の強力な5.8リッターV8エンジンが搭載された。
メイン市場はアメリカで、米伊混血のエキゾチックカーとしてフォードの上級車ディビジョンである、リンカーン/マーキュリー系のディーラーで販売され好評を博した。
1970年代は年間2000台以上を販売した時期もあり最盛期となったが、その後も細々とではあるが種々改良を重ねながら1992年まで生産が続く長寿モデルとなった。
ホットウィールがモチーフに選んだのはFIA(国際自動車連盟)が定めたレース車規約のグループ4(特殊グランドツーリングカー)カテゴリーに合致する大改造が施された競技用モデル。
エンジンは標準車比で200馬力近くパワーアップされて500馬力以上を発生。大パワーを路面に伝えるために太いタイヤを履き、それを覆うオーバーフェンダーが一番の特徴となっている。