1982年、小型ピックアップトラック、フォルテ4WDのシャシーにステーションワゴン型ボディを架装、今で言うSUVの先駆者として登場した三菱 パジェロ。
当時はSUVという言葉が普及しておらずRV(レクリエーション・ヴィークルの略)と呼ばれることが多く、そのブームのけん引役としてパジェロは大人気を博す。
三菱はパジェロの販促も兼ねて、1983年から当時世界一過酷なラリーと言われたパリ・ダカールラリーに参戦を開始する。
初年度のデビューウィンに始まり、1991年に2代目パジェロにベースを変更した以降も数多の勝利を獲得している。
1997年からは自動車メーカーが走らせるラリーカーは市販車を基にしていることが条件づけられたため(それ以前は市販車と大きく異なるプロトタイプが主流)、それを満たすオフロード走行に有利な足回りやエンジン、空力デバイスなどを装備したラリー用ベース車、パジェロ エボリューションを三菱は約2,700台生産した。
ホットウィールではパジェロ エボリューションの特徴であるオーバーフェンダーや前後のエアロバンパー、大きな空気吸入口を備えたエンジンフード他を余すことなく再現している。