1972年に初代が登場、現在は11代目を数えるのがホンダ シビックだ。現在のシビックは車体が大型化しているが、初代は軽自動車からのステップアップを見込んだ小型車で、全長約3.5m、全幅約1.5mとコンパクトにまとめられていた。初代シビックを世界的に有名にしたのが、当時世界一厳しいと言われたアメリカの排出ガス規制法のマスキー法を、CVCC(複合渦流調速燃焼方式)なる技術で世界に先駆けてクリアし、環境性能と軽快な走りを両立したこと。これによって、日本はもちろん、アメリカでは乗るだけでクレバーな雰囲気があり、なおかつ運転しても楽しいというイメージが確立されることになり、若者を中心に大人気を博すことになった。ホットウィールでは初代をベースに、フロントバンパーを外して、その代わりにチンスポイラーとフォグランプを備え、太いタイヤを履くためにオーバーフェンダーを装着したカスタム仕様を題材に選んでいる。日本専売のスポーツグレード、RSのエンブレムや窓枠、フロントグリルなど、細かなディテールが細密な印刷で再現されている。