1969年、3代目スカイラインをベースに、レース用に開発された2リッター直6 DOHCエンジン、S20型を搭載してデビューした最高性能グレードのGT-R。ホットウィールがモチーフに選んだのは4代目スカイライン、通称ケンメリに設定され、わずか200台弱が生産された幻のGT-R。LBWKのケンメリは標準型のGTをベースに、いわばGT-R風のアレンジ+αが施された街道レーサーで、異形角型2灯式のヘッドライトや、ノーマルの丸型4灯から2灯に減らされたテールライトは改造されたものだ。こちらのアイテムは、日本人のホットウィールデザイナー、故リュウ・アサダ氏のアイデアで始まったノッポシリーズのテイストにデフォルメされたもの。日本の1980年代のコミカル系プラモデルに見られた背高のっぽな愛くるしい雰囲気が魅力。ブルメタ基調にゴールド系のグラフィックスの組み合わせは、1台だけ製作されたケンメリGT-Rのレース用試作車を思い出させてもくれる。