1989年に発売を開始した新型車レガシィが大ヒットを記録し、傾きかけていた経営の立て直しに成功したスバル(当時は富士重工業)。
その後、旧来の基幹車種であったレオーネの後継モデルとして1992年にリリースしたインプレッサも好評を博すなど、勢いに乗るスバルが放った3本目の矢が1997年に発売されたフォレスターだ。
フォレスターはレガシィ譲りの4WDシステムや水平対向エンジンと居住性に優れた背高のステーションワゴンボディを組み合わせたパッケージングを採用。
今で言うクロスオーバーやSUVのはしりとでも言うべき存在で新たなスバルファンを世界中で獲得するに至った。ホットウィールが今回の『モダーン・クラシックス』に新金型アイテムとしてラインナップしたのは2002年に発表された2代目フォレスターに設定されたスポーツグレードのSTiである。
STiは265馬力までチューンされたエンジンや6速M/T、専用のスポーツサスペンションを装備し、車体の剛性アップ、エアロパーツ、高性能ブレーキなどが奢られていた。
日本専用モデルだが、現在はホットウィール化されたことからも分かるように、世界的に認知されている。