1980年代初頭に日本のクルマ好きの若者たちの間で大ブレークした“街道レーサー”スタイルの自動車改造。
基本的なセオリーとしては、サーキット走行専用にエンジンや外観を変更したレースカーを模した改造方法が主となる。
当時は合法的に自動車を改造することが難しかったため、それらはいわゆる違法改造であり、アウトロウ的なイメージが強かった。
街道レーサーの間で特に人気があったのがレースカー用の太いタイヤ&ホイールと、それらを覆うように装着するオーバーフェンダーだった。
そうしたオールドスクールな改造手法を、近現代のスーパーカーやスポーツカーにドッキングするスタイルを2000年代に入り世界的に広めたのが愛知県のリバティーウォークである。
この35GT-RRは1980年代に世界的に人気の高かったFIAが定めるグループ5規格のレース車両(シルエットフォーミュラ)にインスパイアされた、シルエットスタイルのフェンダーなどで原型を留めないほどにカスタムされている。